自分がどの業界でどの職種で働きたいかを決めたら、いざエントリーをするのですが、
「何社エントリーすればいいの?」
「みんな何社エントリーしている?」
この記事では、内定を獲得するために必要なエントリー社数を解説します。
目次
エントリーとは?
企業のホームページなどを通じで、選考に進むために自分の情報を登録することで、個別の企業説明会の予約をしたり、エントリーシートを提出して選考に進んだりすることができます。
エントリー平均社数は30~40社
エントリー社数は、就職時の景気などにより変動し、現在の売り手市場の時は30社でも納得のいく内定を獲得できますが、逆に買い手市場の時は50社でも足りないくらいです。
インターンシップ参加者は少なくても問題ない
3年生の夏~冬にかけてインターンシップに参加した場合、インターンシップ参加企業からお誘いがかかることがあり、その場合は、エントリー数を減らしても問題ないでしょう。
このため、3月のエントリー開始から就職活動を始める学生の場合は、出遅れている分、平均より多くエントリーしないと、選考で落ちたりすると、あっという間に持ち駒が無くなってしまうことになります。
エントリー数が少ない時のメリット・デメリット
では、エントリー数が少ない時には、どんなメリットとデメリットがあるか解説します。
メリット
企業研究に専念できる
エントリーシートでは、志望動機や自己PRなどをアピールし、「何故、その企業に入りたいか」をしっかり書くことが内定への近道となります。
この志望動機や自己PRなどは、使い回しをせずに、企業ごとに内容を変えてアピールする必要がありますが、エントリー数が少ないと、こういったアピールに時間をかけることができます。
つまり、応募書類や面接では、1社1社に時間をかけた分、他の学生より内容の濃いアピールをすることができるので、面接官の心に響きやすくなるメリットがります。
やりたいことが明確になる
また、エントリー数が少ないということは、自分の入りたい業界や職種が明確になっていると思われますので、「入社後にどんなことをしたいか」を明確にアピールできるのではないでしょうか。
面接の段階では、まだ「あの業界」「この業界」と絞り込めていない学生が多い中で、「やりたいことが明確になっている」人は、面接官の目に止まりやすいメリットがあるといえます。
デメリット
持ち駒が少ない
エントリー数が少ないことは、それだけ選考の機会が減るという事です。
予想していた以上に選考で「見送り(不採用)」となった場合、あっという間に「持ち駒」が無くなってしまうので、新たなエントリー先を探すことになってしまいます。
ただし、その頃には、すでに大手はエントリーを締め切っているので、中小企業へシフトせざるを得ない事態になります。(もちろん、中小企業にも優良企業が多く、今まで知らなかった優良企業に出会えるチャンスかもしれませんが・・・)
エントリー数が多い時のメリット・デメリット
では、エントリー数が多い時には、どんなメリットとデメリットがあるか解説します。
メリット
多くの企業に出会える
エントリー数が多いということは、それだけ多くの企業を知ることができるので、インターネットの情報では分からない素晴らしい企業に出会える事もあります。
例えば、エントリー時には、
「パッとしていなかった企業だったが、面接に行ったら良い雰囲気だったので、入社を決意した」
という出会いもあり得ます。
駒切れを起こさない
就活では、ライバルが集中して、思わぬ「見送り」が続くことがあります。
こんな時も、エントリーが多ければ、気持ちを切り替えて他の企業に挑むことができる安心感があります。
面接慣れができる
就職の面接は、バイトの面接とは全く緊張感が違います。
緊張と戸惑いから、第一志望の企業の面接で失敗しないためにも、事前に「抑え」の企業で面接慣れしておくことも、本命に入るための作戦といえます。
面接は、場数(面接回数)を踏むことでどんどん上達します。
失敗をすることで、面接時の振る舞いやマナー、アピール方法のコツが掴めるメリットがあります。
デメリット
1社1社の企業研究や志望動機が疎かになる
エントリー数がおおくなると、どうしても1社当たりの企業研究時間が短くなりますので、志望動機などもアピール不足になりがちです。
特に面接では、「この学生は、自社のことをあまり調べてないな」
本気度が疑われてしまい、内定を逃してしまう事もあります。
エントリー数が多い分、優先する企業とそうでない企業を分けて、時間配分を調節することでデメリットを軽減することも可能です。
スケジュール管理が大変になる
もう一つのデメリットは、会社説明会や面接などで、複数の企業のスケジュールが重なってしまうことがあります。
もちろん、予定が重なっても変更が可能ですが、スケジュール帳に予定がぎっしり埋まってしまう事があるので、漏れが無いようにスケジュール管理しないと破綻してしまうことも頭に入れておく必要があります。
エントリー数は何社が最適?
結局、何社エントリーすべきかの判断基準は、
- インターンシップに参加したか
- 業界や職種が絞れているか
- 実力に合った企業を選んでいるか
などの様々な要因で変わりますが、
「エントリーを減らして、入りたい企業が無くなった」
ことを避けなければならないので、可能な限り多くエントリーすることではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか。
エントリー社数について、イメージを持つことができましたでしょうか。
最後に言える事は、エントリーしようか悩んだら、
エントリーすべきです。
エントリー受付期間が終わったら、その企業に応募することができなくなるのですから。