企業の雰囲気を知ったり、職業体験をしたり、または、事実上の一次選考だったりと、インターンシップに参加することはメリットが多いですが、正しいマナーを身に付けてから行かないと、企業から
「ダメな学生が来た」
と失格扱いされてしまいます。
この記事では、インターンシップの服装やマナーについて解説します。
インターンシップとは?
企業や組織の職業経験を積むために、実際の企業や組織で職業体験や労働体験をすることです。
企業のメリット
企業からは、
- 「自社のことを知ってもらいたい」
- 「実際の学生を見てみたい」
という理由から、インターンシップを開催する企業が増えています。
学生のメリット
学生からは、
- 「職業の具体的なイメージが沸く」
- 「インターネットや会社案内で分からい企業の雰囲気が実感できる」
と学生にとってもメリットがあります。
インターンシップのマナー
服装はスーツ
インターンシップの服装は、基本的に会社訪問と同じと考え、スーツ着用がマナーです。
企業から事前に「私服でお越しください」と言われていたら、ジャケットとスラックス、スカート姿の、いわゆる「オフィスカジュアル」で行き、間違えても、Tシャツとジーンズなどの普段着はダメです。
企業にとっての「私服=ビジネスカジュアル」であって、学生時代の私服とは意味合いが違います。
持ち物
次は最低限必要な持ち物を挙げますので、当日忘れ物ないようにしましょう。
学生証
企業では、入室のセキュリティが強化されていて、部外者が入れないように対策している所も多いです。
そのため、本人であることの証明書の提示が求められることがありますので、忘れたら建物に入れず参加できなかったことがないように気を付けましょう。
インターンシップの案内メール
企業からインターンシップの案内メールが届くと思いますので、印刷して持参しましょう。
この案内メールには、持ち物や当日のスケジュール、集合場所などが記載されているので、印刷してうっかりミスが無いように確認します。
ノートと筆記用具
インターンシップに参加すると、企業から会社や仕事の説明、その他いろいろ教わることがあると重ます。
社会人のマナーとして、聞いたことは「頭で覚える」のではなくメモするのが当然のこととされていますので、一切メモを取らないで、企業の人から
「メモも出来ない人」
と思われないように注意しましょう。
印鑑
インターンシップに参加すると、交通費の支給や書類などの受領印を押すことがありますので、印鑑は必ず持参します。
また、印鑑はシャチハタなどのスタンプ印でなく、安くてもいいので「三文判」を選ぶようにしましょう。
スケジュール帳
インターンシップでは、短い時間で色々なプログラムが組み込まれていますので、スケジュール帳に記入して確認できるようにしておきます。
また、インターンシップ後に懇親会などの参加依頼が来る時もありますので、予定で管理できるようにしておきましょう。
クリアファイル
企業から、会社案内やパンフレット、資料などを頂くことがあり、せっかく頂いたものをそのままバッグにいれてしまうと、折れてしまいますので、クリアファイルにいれるようにします。
名刺入れ
受け入れ企業や、部署の人から名刺を頂くことがありますので、そのままポケットに入れたりせず、名刺入れに保管します。
社会では、名刺を粗末に扱うことは相手に対して失礼になりますので、名刺は折ったり汚したりせずに、名刺入れに入れることがマナーです。
元気よく笑顔で挨拶する
インターンシップでは、企業に人に元気よく挨拶をします。
小さい声でボソボソと言ったり、暗い表情で言ったりすると、悪いイメージを持たれてしまいます。
おはようございます
朝、企業についたら「おはようございます」と元気よく挨拶をします。
挨拶の中でも基本中の基本ですので、思い切って言いましょう。
ありがとうございます
何かを頂いた時や、教えてもらった時は、「ありがとうございます」と言い、「どうも・・・」などの学生言葉は絶対にNGです。
お先に失礼します
職場に誰かが残っているのに、自分が先に帰る時は、「お先に失礼します」と言います。
お疲れ様でした
職場の誰かが退社する時は、「お疲れ様でした」と言います。
「ご苦労様でした」は、目上の人が使う言葉ですので、下の者が使ってはいけません。
お世話になりました
インターンシップの最後の挨拶で、色々と世話してくれた人たちに対して、感謝の挨拶をする時に「お世話になりました」と言います。
まとめ
いかがでしたか。
インターンシップのマナーを紹介しましたが、これらはインターンシップだけでなく、どれも入社してからのビジネスマナーになりますので、しっかり身に付けておけば、社会人になってから慌てるひつようがありません。
なお、インターンシップに参加後はお礼メールを送ることを忘れずにしましょう。