就活前に、企業や職業を体験することができる「インターンシップ」。
3年生までに、OB訪問とインターンをどれだけ行ったかで、内定に跳ね返ってくるほど大切なものです。
ただし、インターンは受け入れ企業の参加枠があるため、参加したくてもできない人も多いと思います。
この記事では、インターンシップで落ちる原因と、取るべき対処法を解説します。
目次
インターンシップとは
企業や組織が主催する職業・労働体験のことで、1日から2週間以上もの長期間まで形式があります。
また、1日で終わるものは会社紹介や工場見学など「会社を知ってもらう」という趣旨のもの多いですが、長期インターンの場合は、社員と一緒に「実際の」実務を経験できるので、企業、職業についてより深く知ることができます。
なぜ受からないのか?
企業研究ができていない
「インターンは会社を知るために参加する」
インターンを情報収集の一環と考えている学生もいると思います。
確かに、「多くの企業から自分が進む道を探るため」の手助けになるものですが、企業も業務の合間にインターンを実施するので、限られた参加枠を有効に活用したいと考えています。
言い換えれば、企業は「入社を考えているので、入社前に企業の事をもっと知りたい」という学生に参加してもらいと考えているので、「とりあえず」参加する学生を受け入れる余裕はありません。
つまり、「入社を考えている=企業研究はしているはず」という理由で、エントリーシートや面接で、企業研究ができていないと思われる学生は不採用の確率が高くなってしまいます。
志望動機が弱い
「たかが1~2週間のインターンで志望動機なんて大げさな・・・」
先ほど説明した通り、企業は限られた枠を有効に活用するために、「参加したい度合」が高い学生から優先にインターンに参加してもらいたいと考えます。
インターンに落ち続けている学生は、志望動機を使い回したり、マニュアル通りの内容にしたりしている傾向があります。
- 「この学生は、有名企業ならどこでもいいんだろうな」
- 「周りが参加しているから、なんとなく応募している」
逆に、しっかり企業研究をして志望動機を書いている学生は、「入りたいという熱意」が伝わるのではないでしょうか。
ビジネスマナーができていない
本格的な就活が始まる時期には、面接対策として礼儀作法などビジネスマナーを身に付けると思いますが、まだ3年生のうちは、まだ身だしなみや会社訪問でのマナーを持ち合わせていない学生も多いのではないでしょうか。
実際に、インターンの面接では、受付の挨拶から入退出方法、正しい敬語だけでなく、スーツやカバン、髪型などの身だしなみができていない学生は多いです。
大企業、有名企業ばかり受けている
「せっかく参加するなら、有名企業のインターンがいい」
大企業や有名企業のインターンは、応募者が殺到するので、その分合格率が低くなります。
特に、人手不足といわれている状況では、大企業志向と呼ばれて、大企業ばかりに応募が集まる傾向があります。
もちろん、入社を希望する企業のインターンに参加できればベストですが、落ち続けて「インターンゼロ」よりは、規模の小さい同業他社のインターンに参加して、業界を経験しておく方が建設的ではないでしょうか。
受かるための対処法
「インターンは面接ではないから」
インターンシップへの応募を気軽に行っていませんか?
インターンと甘く見ないで、就活の面接と思ってしっかり対策することが合格するコツです。
志望動機をしっかり書く
繰り返しますが、企業も「入社につながる学生に参加してもらいたい」と考えていますので、
他の学生に負けない志望動機を書く
これが一番の対策になりますので、企業研究をしっかり行い
- なぜ参加したいのか
- どうしてその企業を選んだのか
- 参加後の就活にどのようにつなげるか
などを「自分の言葉」で書くことが重要です。
できれば、具体的なエピソードを入れることができれば、採用担当者や面接官の心に響く志望動機になることでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
インターンの書類選考や面接で受からない人は、当てはまることがあったのではないでしょうか。
「インターンと甘くみていること」が原因の場合が多いので、採用試験の応募や面接と同じくらい本気で挑むことで重要とお分かりいただけたと思います。
特に、インターンで優秀な学生の印象を植え付けることができれば、その後の就活で有利になることがあるので、もはやインターンも就職活動の一環と位置付けて、しっかりと対策して参加してみてはいかがでしょうか。