資格は何級から履歴書に書ける?

みなさん資格はお持ちですか?

授業の一環として、または独学で資格を勉強する人が多いですが、せっかくなら就活に活用できると頑張りがいがありますね。

ただし、初級の資格を書いてしまったら、企業の人事に笑われてしまうかもしれません。

履歴書の資格は、欄を埋めることが目的ではないので、適切なレベルの資格を記載したいものです。

この記事では、何級から履歴書に書くことができるか解説します。

資格とは

仕事やスキルを公的・民間団体などによって認められた能力のことで、国家資格と民間資格があります。

また、弁護士や医師など資格所有者のみが業務をすることができる場合と、簿記や英検など「能力を証明」するための資格に分けられます。

何級から履歴書に書ける?【文系】

「大卒なのに英検3級・・・」

持っている資格を全部書いてしまうと、人事の採用担当者から失笑を買ってしまったら嫌ですね。

わざわざ時間とお金を使って資格を勉強するなら、就活でアピールできるレベルを目指すのが賢い方法です。

ここでは、文系学生が良く取得する資格について、何級なら書いても恥でないかを説明します。

英検

正式名称は「実用英語技能検定」で、受験者数や人気が高い英語検定試験で、「聞く」「読む」「書く」「話す」を測定し、合否を判定します。

【受験級は7段階】

  • 5~3級:中学レベル
  • 準2級:高校レベル
  • 2級:高卒レベル
  • 準1級:大学一般レベル
  • 1級:大学上級レベル
英検は何級から履歴書に書ける?
  • 高校生:3級
  • 大学生:2級
  • 一般(転職):2級

なお、英語の資格には「TOEIC」があり、大学生はこちらを取得する人も多いのではないでしょうか?

TOEICのスコアなら履歴書に書けるのは何点かご存じですか?
以下の関連記事で解説していますので、併せてご覧ください。

【エントリーシート】履歴書に書けるTOEICスコアは何点以上?

漢字検定

正式名称は「日本漢字能力検定」で、漢字の「読む」「書く」能力だけでなく、漢字の意味や文章中で適切に使える能力を測定する技能検定です。

最近はスマホがあれば何でもできてしまうので、実際に字を書く習慣がないため、漢字を書けない人が多いのですよ。

面接で「漢字得意なんだね?」という会話から、面接の雰囲気が和むこともあるので、取っておいても良いのではないでしょうか。

【受験級は12段階】

  • 10級~5級:小学レベル
  • 4級:中学レベル
  • 3級:中学卒業レベル
  • 準2級:高校レベル
  • 2級:高卒・大学・一般レベル
  • 準1級:大学・一般レベル
  • 1級:大学・一般レベル
    漢検は何級から履歴書に書ける?
    • 高校生:3級
    • 大学生:2級
    • 一般(転職):2級

    秘書検定

    社会に出て働く人が備えておかなければならない基本的な常識や「感じのよさ」を筆記試験と面接試験で測定します。

    秘書検定は敬語やマナーも身に付くので、実は面接でも役立つ資格なんですよ。

    【受験級は4段階】

    • 3級:初級レベル
    • 2級:中級レベル
    • 準1級:上級レベル
    • 1級:秘書レベル
        秘書検定は何級から履歴書に書ける?
        • 高校生:3級
        • 大学生:2級
        • 一般(転職):2級
        • 秘書志望者:準1級

        簿記検定

        簿記は企業の経営活動を「記録」「計算」「整理」して、経営成績と財政状態を明らかにすることで、会計知識や財務諸表を読む力、さらに経営管理やコスト感覚を養うことができます。

        企業の経理部門だけでなく、財務諸表を読む力が身に付くので取引先の経営状況を分析したり、コスト管理や原価計算など、多くの部門で役立ちます。

        【受験級は4段階】

        • 初級(旧4級):入門レベル
        • 3級:初級レベル
        • 2級:中級レベル
        • 1級:上級レベル
        簿記検定は何級から履歴書に書ける?
        • 高校生:3級
        • 大学生:2級 ※経理部門でなければ3級からOK
        • 一般(転職):2級 ※経理部門でなければ3級からOK

        まとめ

        いかがでしたか。

        資格欄が空欄だから、「とりあえず何か取得しよう」という学生もいると思います。

        ただし、履歴書の資格欄は埋めることが目的ではありませんので、書いて恥ずかしくないレベルの資格を記入するようにしましょう。

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